ECB、ギリシャ国債の償還期限延長できない=アスムセン専務理事

欧州中央銀行(ECB)のアスムセン専務理事は、
ECBはギリシャ国債の償還期限を延長することも、
利率を引き下げることもできないとの見解を示した。

同専務理事は6日付の独ビルト紙に掲載される記事のなかで、
「償還期限延長も利率引下げも債務減免にあたるため、
ギリシャ政府に対する直接のファイナンシングに相当する。
ECBには法律上こうしたことを行うことは許されていない」
との立場を示した。

また、ギリシャが支援の下での次回融資を
11月に受けることができ、これにより債務不履行
(デフォルト)を回避できるかどうかは
「決定された事項ではない」とし、「ギリシャ
ユーロ圏にとどまることを望んでいるが、
カギを握っているのはギリシャ政府だ」
との考えを示した。