RBS、シンガポール指標金利不正操作でトレーダー停職処分=関係筋
英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は、
シンガポールドル・スワップ・オファー・レート(SOR)の
不正操作を行った疑いがあるとして、今年に入り
シニアトレーダーのChong Wen Kuang氏を停職処分にした。
関係筋が5日、明らかにした。
LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)不正操作以外で、
RBSが停職処分としたことが明らかになったのは同氏が初めて。
RBSの金利操作疑惑は、LIBORから
世界の指標金利へと拡大する様相を呈してきた。
RBSはコメントを差し控えてる。
Chong氏のコメントは得られていない。
RBSは8月、LIBORやその他の金利設定をめぐる
内部調査の結果を受けて、従業員を解雇したことを
明らかにしている。
LIBORの不正操作疑惑をめぐっては、
英バークレイズが6月に2億9000万ポンド
(4億6880万ドル)を支払うことで
英米当局と和解した。
アナリストの間では、RBSには一段と厳しい制裁金が
課されるとともに、他の銀行にも影響が及ぶとの見方も出ている。