英中銀、政策金利・資産買い入れ枠を据え置き

イングランド銀行(英中央銀行)は4日、
政策金利を過去最低の0.5%に据え置いた。

資産買い入れプログラムの規模も
3750億ポンドに据え置いた。

経済に一定の成長の兆しが見られるほか、
先に打ち出した融資促進策の効果を
見極めたいとの考えが背景にある。

英経済はロンドン五輪などが寄与して
第3・四半期にリセッション(景気後退)から
脱却したとみられている。

また一部の中銀金融政策委員は、新たな融資促進策が
回復を下支えすると予想している。

ただ、景気回復はぜい弱で、政府の財政緊縮が
引き続き経済を圧迫するほか、長引く
ユーロ圏債務危機によるリスクも漂う中、
エコノミストの間では年内に資産買い入れ枠の
拡大があるとの見方が大勢だ。

中銀は17日に今回の会合の議事録を公表する。