習近平総書記が胡錦濤氏を称賛、「自ら権力の座退く決断」

中国共産党の新しい指導部を率いる習近平総書記は、
胡錦濤国家主席について、党トップの総書記と
軍トップの中央軍事委員会主席の座を退き、
完全引退する決断を自ら行ったと称賛した。
国営の新華社通信が17日に報じた。

記事によると、習総書記は16日に開いた軍事委員会の会議で
胡主席は党と国家と軍の発展を熟慮した末、党総書記と
軍事委主席のポストから退くことを自ら提案した。
第18回党大会は胡主席の意向を尊重し、その提案を
了承した」と語った。

胡氏の前任の江沢民国家主席は総書記と国家主席
退任した後も約2年にわたって軍のトップに留まったため、
今回の党大会では胡氏が軍事委主席に留任するか引退するかが
大きな焦点となっていた。