ギリシャの資金不足、対応策見いだせると確信=ショイブレ独財務相

ドイツのショイブレ財務相は23日、ギリシャ
資金不足について対応策を見いだせると
確信していると言明した。

ギリシャのストゥルナラス財務相はこの日、2020年までの
債務削減目標を対国内総生産GDP)比124%とすることで
国際通貨基金IMF)が譲歩したことを明らかにし、
融資実行のために埋める必要のある不足資金は
あと約100億ユーロだと述べた。

ただユーロ圏財務相IMFの協議に関わっている関係筋は、
ギリシャ側の主張よりも不足資金はかなり大きいとし、
合意が近いとの見方を否定した。

ショイブレ財務相は講演で「不足分を埋めるのは
容易ではない」としながら、「解決策を見いだせると
確信している」と述べた。

財務相はまた、スペイン銀の資本増強は順調に
進んでいると指摘し、欧州安定メカニズム(ESM)からの
資金拠出は想定された最大1000億ユーロの半分程度で
済むとの見通しを示した。