英経済概ね横ばい、QE解除は当分先=デール中央銀行金融政策委員

イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のデール委員は
英経済の現状について、悪化の傾向も力強い成長の兆しも
見られないと指摘した。

また、量的緩和QE)の解除は
かなり先になるとの見方を示した。

23日付のヨークシャー・ポスト紙に
掲載されたインタビューで述べた。

同委員は「現在の業況について質問すると、大半の人は
『概ね横ばい状態』という表現を使う。後退はしていないが、
非常に強い成長の兆しも見られない」と語った。

金融政策については「将来ある時点でQEの解除に
踏み切ることになるが、現時点の見通しを踏まえれば
かなり先になる」との見方を示した。

また、2%のインフレ目標達成に向けた具体的な道筋について、
いずれの委員も確信を持てずにいるため、金融政策委員会で
現在「激しい」議論が行われているとした。

デール委員は英中銀内でもタカ派として知られ、
資産買い入れ枠の3750億ポンドへの拡大を決めた
7月の金融政策委員会では反対票を投じた。