UBSが日本でのLIBOR不正操作認める、罰金15億ドル

スイスの金融大手UBSは、日本拠点で円建てLIBOR
ロンドン銀行間取引金利)やユーロ円TIBOR
東京銀行間取引金利)を不正操作したことを認め、
米・英・スイス当局に罰金14億スイスフラン
(15億3000万ドル)を支払うと発表した。

罰金額は、6月に同じくLIBOR不正操作で英バークレイズが
支払った4億5000万ドルの3倍以上。

銀行に科せられた罰金としては、マネーロンダリング
資金洗浄)問題で英HSBCが支払いに合意した
19億2000万ドルに次ぐ史上2番目の規模となる。

UBSのエルモッティ最高経営責任者(CEO)は、
不正操作は2005年から2010年まで6年にわたり
行われたことを明らかにした上で「このような不適切で
非倫理的行動があったことはまことに遺憾。会社の評判は
どれほど多くの利益よりも大切で、誠実なビジネスに
われわれはコミットしている」と表明した。

UBSによると、米司法省と米商品先物取引委員会
(CFTC)に12億ドル、英金融サービス機構(FSA)に
1億6000万ポンド、スイスの金融市場監督当局
(FINMA)に5900万スイスフランを支払う。

FSAは少なくとも45人が
不正操作に関与したと発表した。