ユーロ圏にインフレ懸念ない、来年2%以下に鈍化へ=アスムセンECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のアスムセン専務理事は、ユーロ圏の
インフレ率は来年2%を下回る水準に鈍化するとの見方を示した。

22日付け独紙ライニッシェポストに
掲載されるインタビューで明らかにした。

専務理事はその中で「心配する理由はない」とし、
「域内のインフレ率は来年再び2%以内に落ち着くと
予想している」と述べた。

ユーロ圏の11月のインフレ率は前年比2.2%だった。

また財政協定での合意や欧州安定メカニズム(ESM)の創設、
銀行同盟に関する決定など、ユーロ圏は大きな進展を遂げたとし、
先行きに関して慎重ながらも楽観できる根拠となっている
との認識を示した。

「2年前の状況と比べて、われわれは大きな前進を遂げた。
慎重ながらも楽観する理由がここにある」としている。