2012-12-22から1日間の記事一覧

円安に一歩踏み出すか

今週の為替市場は、来年の相場の流れを 読み取る動きとなりそうです。気になる材料は、米国の財政の崖問題です。オバマ米大統領が議会に再協議を 呼び掛けていることで、年内に何らかの 決着ができるのではないかとの思惑も 浮上しています。このため、難航…

今週の材料は?

今週は、週初にクリスマス休暇となったことで、 経済指標の発表は少なくなっています。主に、日本と米国の発表が続くことになります。米国では 【26日】 10月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数(予想前年比3.95%上昇、前回3.00%上昇) 12月のリッチモンド連…

オバマ米大統領、次期国務長官にケリー上院議員を指名

オバマ米大統領は21日、退任予定のクリントン国務長官の 後任にジョン・ケリー上院議員(69)を指名した。ケリー氏は上院外交委員長を務めており、2004年の 大統領選挙では民主党の大統領候補だった。次期米国務長官の有力候補と目されていた スーザン・ライ…

オバマ米大統領、「財政の崖」年内決着を議会に再要請

オバマ米大統領は21日、年内の「財政の崖」問題決着に向け、 あらゆることを行う用意があると述べ、議会に中間層への 増税を回避するよう改めた。大統領は記者会見で、共和党のベイナー下院議長、 民主党のリード上院院内総務と協議したことを明らかにした。…

英銀行改革は強化必要、政府に事業分割権限も=議会報告書

英議会の銀行規範委員会は21日、政府の 銀行制度改革案に関する報告書を公表した。現行案では不十分と指摘し、規制を順守しない銀行について 事業分割の権限を政府に与える必要があるとの見解を示した。英国の銀行改革案には、リテール部門と投資銀行部門の…

モンティ伊首相が2013年予算成立受け辞表提出、2月にも総選挙

イタリアのモンティ首相は21日、2013年の予算案可決を受けて、 ナポリターノ大統領に辞表を提出した。大統領は数日以内に議会を解散し、 2月に総選挙が実施される見通しとなった。大統領はこれまで、2月24日を暫定実施日としている。ナポリターノ大統領はあ…

欧州の財政同盟に向けた「大きな進展」は期待できない=独連銀総裁

欧州中央銀行(ECB)政策理事会メンバーのバイトマン独連銀総裁は、 国家主権を放棄する政治的な意思がほとんどみられないとして、 欧州の財政同盟に向けた進展があまり期待できないとの認識を示した。独誌ヴィルトシャフツヴォッヘとのインタビューで語った…

ドイツ、キプロス債務のヘアカットの可能性排除せず

ドイツ政府は21日、キプロスのソブリン債務について、 持続可能な水準に削減するための全ての選択肢を検討する 必要があるとの立場を示し、ヘアカット(債務元本の減免) の可能性を排除しなかった。キプロスは、国際通貨基金(IMF)が同国への支援プログラ…

ユーロ圏にインフレ懸念ない、来年2%以下に鈍化へ=アスムセンECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のアスムセン専務理事は、ユーロ圏の インフレ率は来年2%を下回る水準に鈍化するとの見方を示した。22日付け独紙ライニッシェポストに 掲載されるインタビューで明らかにした。専務理事はその中で「心配する理由はない」とし、 「域内の…

ユーログループ議長、キプロス債務の元本減免を否定

ユーログループ(ユーロ圏財務相会合)のユンケル議長は21日、 キプロスのソブリン債務について、ユーロ圏の信認を危うくするため、 ヘアカット(債務元本の減免)は救済措置の一部にはならないと述べた。議長はドイツのラジオ、Deutschlandfunkに対し、「既…

9月末の家計金融純資産1156兆円、一般政府の負債1133兆円

日銀が21日公表した2012年7〜9月期の資金循環統計によると、 9月末の家計の金融資産から負債を差し引いた金融純資産は 1156兆円となり、一般政府の負債残高1133兆円を引き続き上回った。9月末の国債の海外保有は前年比11.1%増、 国債残高に占める構成比は9.…

12月の日銀月報、景気判断「一段と弱含んでいる」へ下方修正

日銀は21日公表した12月の金融経済月報で、 景気の現状について「一段と弱含んでいる」とし、 11月の「弱含みとなっている」との判断から 下方修正した。設備投資も「全体として弱めとなっている」とし、 前月の「緩やかな増加基調」との判断を引き下げた。…

12月の月例経済報告、基調判断を5カ月ぶり維持

政府は21日に発表した12月の月例経済報告で、 景気は「世界景気の減速などを背景として、 このところ弱い動きとなっている」として、 基調判断を据え置いた。海外経済の急減速などを受けて11月まで景気判断を 連続して下方修正してきたが、個人消費の底入れ…

日銀の物価目標見直し「極めて驚き」、国会で経緯質す=前原経財相

前原誠司経済財政担当相は21日午前の閣議後会見で、 日銀が昨日の金融政策決定会合で、物価上昇率1%を目指す 「中長期的な物価安定の目途」の見直しを決めたことについて、 これまでの日銀側の主張を考慮すると「極めて驚きを感じる」とし、 「今までと、ど…