ECB追加利下げ必要、独はインフレ加速許容すべき=IMF専務理事

国際通貨基金IMF)のラガルド専務理事は8日、
欧州中央銀行(ECB)は追加利下げを行うと同時に、
ドイツなど経済が強い国はインフレ率や賃金の伸び加速を
許容すべきとの考えを示した。
講演原稿で述べた。

ラガルド専務理事は「金融政策は引き続き緩和的であるべきで、
ECBには限定的ながらも一定の追加利下げ余地が残っていると
確信している」と述べた。

また「バランスの回復とは、(ユーロ圏)南欧諸国のインフレ率、
賃金の伸びが鈍化するだけでなく、ドイツのような国がインフレ率、
賃金の伸びの一定の加速を許容することかもしれない。
これも欧州全体の結束の一環」とした。