スロベニアの長期外貨建て格付けを引き下げ=フィッチ

フィッチは17日、スロベニアの長期外貨建て格付けを
「Aマイナス」から「BBBプラス」に引き下げた。
見通しは「ネガティブ」に据え置いた。

フィッチは声明で「銀行の資本増強にかかる費用を
めぐって、当局とフィッチとの間で依然、見解に
大きな隔たりが存在する」と述べた。

市場では、同国が国際機関への支援要請を
迫られるのではないかとの不安が根強い。

フィッチは同国の今年の成長率が
マイナス2%に落ち込むと予想。

リセッション(景気後退)が進行し長期化した場合、
さらに格下げする可能性があるとした。

他の格付け会社では、S&Pが「Aマイナス」、
見通しを「安定的」としているほか、ムーディーズ
「Ba1」、見通しを「ネガティブ」としている。