中銀外貨準備に占める米ドル比率、第1四半期に小幅上昇=IMF

国際通貨基金IMF)が28日公表したデータによると、
各国中銀が保有する外貨準備に占める米ドルの比率が
第1・四半期に62.2%(3兆7600億ドル)と、
前四半期の61.2%(3兆7300億ドル)から
わずかに上昇した。

円は3.9%。前四半期は4.0%だった。

ユーロは23.7%で24.2%から低下し、
2004年第2・四半期以来の水準となった。

IMFは今回初めて豪ドルとカナダドルの割合を公表。

豪ドルは1.63%と、前四半期の1.48%から、
カナダドルは1.57%と前四半期の1.48%から
ともに上昇した。

両通貨はこれまで
「その他通貨」の中に含まれていた。

中銀の保有する外貨準備高の総額(国別内訳不明分含む)は
11兆0900億ドルと過去最高になった。