今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。

日本では、日銀短観が発表されます。

株高・円安の好影響を受けて、企業の業況判断DIは
軒並み好調な数字が予想されています。

これが金融市場にどのような影響を与えるのか
見極めにくいのですが、好調な企業の業況判断が
円相場に影響を与える可能性はゼロではないと思います。

一方、欧州ではECBが金融政策を決定します。

FRB議長の発言を受けて、出口戦略が欧州でも
巻き起こるのではないか、そんな見方が出ていますが、
欧州では出口戦略が巻き起こることに対して否定的な声が
強まっています。

米国はともかく、欧州では出口戦略に対する積極的な声は
少ない状態で、今回の理事会後、ECB総裁は欧州は
慎重な金融政策を行うことを示唆すると見ています。

米国では、週末に雇用統計が発表されます。

非農業部門の新規雇用者は16.5万人増、
失業率は7.5%に低下すると見られています。

FRB議長が、出口戦略に言及したことを
確認する内容となると見られています。

米国では
【1日】
6月のISM製造業景況指数(予想50.5、前回49.0)
5月の建設支出(予想前月比0.6%増、前回0.4%増)

【2日】
5月の製造業受注指数(予想前月比2.0%増、前回1.0%増)

【3日】
6月のADP全国雇用者数(予想16.0万人増、前回13.5万人増)
5月の貿易収支(予想402億ドルの赤字、前回403億ドルの赤字)
6月29日までの週の新規失業保険申請件数(予想34.5万人増、前回34.6万人増)
6月のISM非製造業景況指数(予想54.2、前回53.7)

【5日】
6月の失業率(予想7.5%、前回7.6%)
6月の非農業部門新規雇用者(予想16.5万人増、前回17.5万人増)

欧州では
【1日】
6月のスイスPMI製造業(前回52.2)
6月の英PMI製造業(予想51.0、前回51.3)
5月の英消費者信用残高(予想7億ポンド増、前回5億ポンド増)
5月の英マネーサプライM4(前回前年比0.1%減)
6月のユーロ圏消費者物価指数速報(予想前年比1.6%上昇、前回1.4%上昇)
5月のユーロ圏失業率(予想12.3%、前回12.2%)

【2日】
6月の英PMI建設業(予想51.4、前回50.8)
5月のユーロ圏生産者物価指数(予想前年比0.1%上昇、前回0.2%低下)

【3日】
6月の英PMIサービス業(予想55.0、前回54.9)
5月のユーロ圏小売売上高(予想前年居1.8%減、前回1.1%減)

【4日】
イングランド銀行政策金利発表
ECB政策金利発表

【5日】
5月の仏貿易収支(前回45.15億ユーロの赤字)
6月のスイス消費者物価指数(予想前年比0.3%低下、前回0.5%低下)
5月の独製造業受注(予想前月比1.2%増、前回2.3%減)

日本では
【1日】
6月調査日銀短観大企業製造業業況判断(予想プラス3、前回マイナス6)
6月調査日銀短観大企業製造業先行き(予想プラス7、前回マイナス1)
6月調査日銀短観大企業非製造業業況判断(予想プラス11、前回プラス6)
6月調査日銀短観大企業非製造業先行き(予想プラス14、前回プラス9)
6月調査日銀短観設備投資計画(予想前年比2.9%上昇、前回2.0%低下)

【2日】
6月のマネタリーベース(前回前年比31.6%上昇)

【5日】
5月の景気動向指数速報先行CI指数(前回99.0)
5月の景気動向指数速報一致CI指数(前回95.3)