米経済、控えめから緩やかなペースで拡大=地区連銀経済報告

米連邦準備理事会(FRB)は17日発表した地区連銀経済報告
ベージュブック)で、米経済が6月と7月初めに
「控えめから緩やか」なペースで拡大し続けた
との認識を示した。

製造業が大半の地区で拡大したという。

12地区の多くで製造業の
新規受注や出荷、生産が増加した。
住宅市場にも前向きな認識を示した。

全地区で居住用不動産や建設活動が緩やかから
堅調なペースで拡大し、製造業を下支えしたと指摘した。

「住宅建設の堅調な需要が、引き続き一部の
地区で製造業を活性化している」という。

消費支出と自動車販売が増加し、
第3・四半期の回復を下支えするとも指摘。

雇用については大半の地区で横ばいか
慎重なペースで拡大したものの、
正規雇用には消極性がみられたとした。

「賃金圧力は総じて引き続き抑制されている。
ただ一部の地区では、一定のセクターで控えめ
あるいは緩やかな賃金上昇を報告した」という。

今回の報告は7月8日までの情報を
元にセントルイス地区連銀がまとめた。