ECBの金融政策、必要な限り拡張的であり続ける=アスムセン専務理事

欧州中央銀行(ECB)のアスムセン専務理事は18日、
ECBの金融政策は拡張的であり、必要な限り拡張的で
あり続けるとの認識を示した。

専務理事はリトアニア中銀主催の会合で「欧州中央銀行
(ECB)は危機の際、様々な対応を行った。ECBの
金融政策は拡張的であり、必要な限り、このような状態が
維持される。この点はすでに明らかにしていると思う」と述べた。

専務理事は「ECBには、ユーロ圏全体の中期的な物価安定の
確保に必要な場合に利用可能な様々な標準的・非標準的措置が
あることも明らかだ」と述べた。

「金融政策は重要だが、ECBはあらゆる種類の
経済問題に対処する多目的の武器を持っているわけではない。
ある国が健全な財政政策を怠り、市場へのアクセスが
断たれた場合、ECBには何もできない」と述べた。

ECBは必要ならば行動する余地=IMF専務理事
国際通貨基金IMF)のラガルド専務理事は18日、
欧州中央銀行(ECB)には必要ならば行動する余地が
依然残っていると述べた。

専務理事はリトアニア中央銀行主催のイベントで、
「金融政策が、他に実施すべき全てのことの代わりには
ならないというのは疑いようがない」と指摘。

「他の多くの中銀と違って、ECBは必要な場合には
行動する余地がある。必要と感じた場合にもだ」と述べた。