NZ中銀が政策金利2.5%に据え置き、来年の利上げの可能性示唆

ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は31日、
政策金利のオフィシャル・キャッシュレートを予想通り
2.5%に据え置いた。

また予想される住宅・建設セクターからのインフレ圧力の
高まりに対応するため、来年利上げが必要になるとの考えを
改めて示した。

ニュージーランドドルについては高水準にあるとしたが、
通貨高が利上げに関して中銀に柔軟性を与えているとも指摘した。

ニュージーランド中銀はこれまで、消費支出が拡大し、
クライストチャーチ地震後の復興作業が加速するなど、
国内経済は改善しているとの見解を示す一方、
住宅価格上昇やインフレ、金融安定へのリスクに
関して懸念を示している。

オフィシャル・キャッシュレートは、地震発生を受け
50ベーシスポイント(bp)の緊急利下げを行った
2011年3月以降、2.5%に据え置かれている。