マイナス中銀預金金利は可能、政策措置のひとつに過ぎず=クーレECB理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は、中銀預金金利
マイナスとする準備は技術的にはできているが、政策措置の
ひとつにすぎない、との見解を示した。

同理事はCNBCテレビのインタビューで、ユーロ圏の
景気回復が進むなかでディスインフレが進む可能性が
高いとは思わないと指摘。

「マイナス預金金利は可能性としてある。何カ月も前から
技術的に可能性を議論し、法制面でも調査してきており、
用意はできている」と述べた。

マイナス金利については「政策措置のひとつにすぎない。
物価安定への一段のリスクが顕在化すれば、これに対応する
様々な措置を有している」と述べた。

具体的なその他の対応策には触れなかった。

同理事は、インフレは徐々に上昇するというのが
ECBのメーンシナリオで、現在のインフレ率0.7%は
低水準で注意する必要があるとの見方を示した。