2013-11-27から1日間の記事一覧

ユーロ圏銀行破綻処理、加盟国に一義的責任=独連立合意文書

ドイツの次期政権樹立で合意した与野党は、 ユーロ圏の銀行破綻処理制度について、各加盟国が 銀行破綻処理に一義的な責任を負うとの考えで一致した。メルケル首相が率いる保守系与党キリスト教民主・社会同盟 (CDU・CSU)と最大野党・社会民主党(SPD)に…

ECB、追加の長期資金供給オペを検討=報道

南ドイツ新聞が関係筋の話として伝えたところによると、 欧州中央銀行(ECB)は、企業向けに融資を行うことに 合意した銀行のみを対象に追加の長期資金供給オペ (LTRO)を実施することを検討している。ECBは2011年末と2012年初めに期間3年の LTROを実施し、…

日銀シナリオ下振れなら追加緩和ちゅうちょせず=白井日銀審議委員

日銀の白井さゆり審議委員は27日午後、徳島県金融経済懇談会後の 記者会見で、景気・物価の下振れリスクが顕在化し、日銀が 描いている中心的なシナリオが崩れる可能性が高まる場合には、 ちゅうちょなく追加緩和すべきとの認識を示した。日銀が掲げている2…

米大手銀、住宅ローン訴訟和解で10兆円超の追加費用も=S&P

米格付け大手S&Pは、米大手銀行について、 住宅ローン関連訴訟の和解に最大1050億ドルの 追加費用が必要になる可能性があるものの、 資本クッションが損失吸収に役立つとする リポートを作成した。スチュアート・プレッサー氏率いるクレジットアナリストが …

米公定歩合、引き上げ・下げの是非めぐり対立続く=議事録

米連邦準備理事会(FRB)が26日公表した 公定歩合会合の議事録から、ミネアポリス地区連銀が 引き続き公定歩合を0.25%ポイント引き下げ0.50%と するよう求めていたことが分かった。一方、ダラス、フィラデルフィア、カンザスシティーの 3地区連銀は、0.25…

英中銀総裁、フォワードガイダンス批判に反論

イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は26日、 議会財政委員会で証言し、就任後導入した金融政策方針の 見通しを説明するフォワードガイダンスの正当性を あらためて主張した。委員会ではフォワードガイダンスは効力を失っている といった厳しい批…

英財務相、中銀に銀行のリスク行動抑制する新権限検討を要請

英国のオズボーン財務相は、イングランド銀行 (英中央銀行、BOE)のカーニー総裁に書簡を送り、 金融機関のリスク行動を抑制し、レバレッジ比率規制を 課す時期を早める新たな権限を、中銀が持つ必要が あるのかについて検討するよう求めた。英中銀の金融監…

流動性供給措置を恒久化すべきでない=メルシュ専務理事

欧州中央銀行(ECB)のメルシュ専務理事は26日、 ECBの行動余地は限られており、銀行に必要以上の 流動性を供給する措置を恒久化させるべきではない との考えを示した。メルシュ氏は講演原稿で、ECBは銀行セクターへの スムーズな流動性の流れを確実にするこ…

マイナス中銀預金金利は可能、政策措置のひとつに過ぎず=クーレECB理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は、中銀預金金利を マイナスとする準備は技術的にはできているが、政策措置の ひとつにすぎない、との見解を示した。同理事はCNBCテレビのインタビューで、ユーロ圏の 景気回復が進むなかでディスインフレが進む可能性…

2%目標に再検討の余地、3%の賃上げ必要=木内日銀委員

日銀の木内登英審議委員は26日都内で講演し、2%の 物価目標を実現するには3%程度の賃金の上昇が伴うのが 望ましく、実現に「相当の時間がかかる」として、 2%目標自体を再検討する余地があるとの見解を示した。木内委員は、10月31日の金融政策決定会合で…

白井・佐藤委員が物価下振れリスクの明記を提案=日銀議事要旨

日銀が26日公表した議事要旨によると、10月31日に 開催した金融政策決定会合では、「経済・物価情勢の展望」 (展望リポート)の議論において、白井さゆり審議委員と 佐藤健裕審議委員が物価見通しに下振れリスクを明記するよう 提案していたことが明らかに…

麻生金融相、全銀協などに中小企業への年末融資を要請

麻生太郎金融担当相は26日、原材料や光熱費といった 価格上昇が見込まれ中小企業の運転資金がひっ迫する おそれがあるとして、年末に向けて適切な融資対処を するよう金融機関に要請した。年末の資金需要期を控えた 金融機関との意見交換会で述べた。麻生金…

米決済機関、取引障害対策で証券仲介業者に警告ツールを提供

証券取引の決済機関である米証券保管振替機関(DTCC)は25日、 システム障害の影響を抑えるため、インターネットを基盤とした 警告ツールを証券仲介業者に提供すると発表した。このツールは株式や社債、地方債などの業者間取引を追跡し、 事前に決めたポジシ…

スイスフランの対ユーロ相場上限、維持する必要=中銀総裁

スイス国立銀行(SNB、中央銀行)のジョルダン総裁は25日、 スイスフランの対ユーロ相場の上限を維持する必要がある との立場を示し、同国通貨は依然として高く評価されている との認識を示した。総裁は講演で「政策金利が実質ゼロであり、為替相場の 上限設…

ECB、銀行審査へ早急に詳細まとめて=独銀行連盟会長

ドイツ銀行連盟(BDB)のユルゲン・フィッチェン会長は25日、 ユーロ圏の銀行に対するストレステスト(健全性審査)を含む 一連の審査について、欧州中央銀行(ECB)は早期に詳細を まとめるべきだという見解を示した。会長は審査について多くは未定のままだ…

ドラギ総裁、国債のリスクウエート変更提案を阻止せず=ECB

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、国債の リスクウエートの変更を盛り込んだ提案を阻止してはいない。ドイツの週刊誌シュピーゲルの報道を受けて、 ECBの報道官が25日、書面で説明した。シュピーゲルによると、欧州システミックリスク理事会 (ESRB)の理…

企業の課税逃れ防止へ規則見直し方針=シェメタ欧州委員

シェメタ欧州委員(税制担当)は25日、企業の 課税逃れ防止に向け、欧州委員会が規則の不備是正に 乗り出す考えを示した。ただ、規則の変更には欧州連合 (EU)加盟国の説得が必要になる。委員会は、企業がアイルランドやオランダなど 税率の低い国に節税目…