米公定歩合、引き上げ・下げの是非めぐり対立続く=議事録
米連邦準備理事会(FRB)が26日公表した
公定歩合会合の議事録から、ミネアポリス地区連銀が
引き続き公定歩合を0.25%ポイント引き下げ0.50%と
するよう求めていたことが分かった。
一方、ダラス、フィラデルフィア、カンザスシティーの
3地区連銀は、0.25ポイント引き上げ1%とすることを主張した。
公定歩合を0.25ポイント引き上げ1%とすれば、
フェデラルファンド(FF)金利の上限との差が
75ベーシスポイント(bp)に拡大するが、議事録は
「(公定歩合)引き上げを望んだ地区連銀の理事らは、
金融危機以前の100bpに戻すことに関心がある」
としている。
一方、引き下げを主張したミネアポリス地区連銀は
「引き下げにより、米連邦公開市場委員会(FOMC)の
マクロ経済目標である最大雇用と物価安定の実現を
支援する」との見方を示した。