ユーロ圏の融資低迷、弱い需要も一因=ECB副総裁

欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は11日、
ユーロ圏の銀行融資が低迷していることについて、
企業や家計の需要の弱さが主因との認識を示した。

ECBは、歴史的な低金利環境にもかかわらず融資が
低迷していることに頭を悩ませてきたが、
コンスタンシオ副総裁は当地での講演で、
すべてが銀行の責任ではないとの考えを示した。

「(融資低迷の)およそ3分の2は需要(の要因)が
背景にあり、信用供与の制約は多少影響しているという
結論に至った」と述べた。

また、ECBが実施する銀行資産評価が
融資に影響を及ぼす可能性もあるとした。