外為取引でトレーダーら結託の証拠、指標レート操作疑惑で=報道

外国為替指標レートの不正操作疑惑をめぐり
各国当局が進めている捜査で、複数のトレーダーが
利益を最大化し、損失を最小限に抑えるために
結託していたという証拠が見つかった。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が
捜査に詳しい関係者の話として伝えた。

証拠となるのは電子チャットルームで交わされた
メッセージで、異なる銀行のトレーダーが顧客からの
注文に関する情報を共有し、そこから利益を得るために
自己勘定取引について順番を決めることで合意したことを
示したもよう。

英金融行動監視機構(FCA)は
同報道についてコメントを控えた。

チャットルームは、LIBORロンドン銀行間取引金利
などの指標金利や外為指標レートの不正操作に関する
捜査で当局から注目されるようになった。