英中銀の1月議事録、全会一致で政策据え置き

イングランド銀行(英中央銀行BOE)が発表した
1月の金融政策委員会の議事録によると、金利据え置きと
資産買い入れ枠据え置きを全会一致で決定していた。

また失業率が政策を見直す水準としている7%に
近く低下しても、直ちに政策金利を引き上げる
必要はないとの認識を示した。

議事録では「近い将来失業率が7%の基準に達しても、
政策金利を直ちに引き上げる必要性はないと委員は
判断している」と指摘。

その上で「成長への逆風は当面は残る可能性が高く、
インフレ圧力は引き続き抑制されている。そのため
利上げする時期が到来した場合、段階的に引き上げるのが
妥当だ」とした。

失業率の低下は経済の余剰部分縮小を示すが、
依然として余剰部分がかなりあり、失業率の
数字だけでは判断を誤る可能性があるとの見方を示した。

2013年第4・四半期と今年第1・四半期の
成長率見通しについては上振れリスクがあるとした。