設備投資の現状判断引き上げ、企業物価は下方修正=5月の日銀月報

日銀は22日に公表した5月の金融経済月報で、
景気の現状は「基調的には緩やかな回復を
続けている」とし、4月の判断を据え置いた。

一方、設備投資の判断を引き上げ、
国内企業物価の判断を下方修正した。

もっとも、景気の現状について、4月の消費税率
引き上げを受けて「駆け込み需要の反動が
みられている」という文言を追加した。

設備投資は「緩やかに増加している」と判断、
前月の「持ち直しが明確になっている」から引き上げた。

公共投資は「高水準で横ばい圏内」で、
前月の「増加を続けている」から引き下げた。

国内企業物は、増税の影響を除いた3カ月前との比較が
「横ばい圏内」とし、4月時点での「商品市況や為替の
動きを背景に、緩やかに上昇している」との判断から
引き下げた。