ECB、低インフレが過度に長期化するリスクを認識=ドラギ総裁

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は27日、
低インフレが過度に長期化するリスクを
認識しているとした上で、ECBはインフレ率を
目標に回帰させる手段を有していると言明した。

ドラギ総裁は当地で開催されたECBフォーラムで、
一部のユーロ圏加盟国で物価調整プロセスが長引き、
低インフレが定着するリスクがあると指摘。

「低インフレ局面が過度に長期化する
リスクを認識している」と語った。

同時に、ECBはインフレ率を目標の2%を
若干下回る水準まで上昇させるために必要な
手段を有していると強調した。

ユーロ圏の4月のインフレ率は0.7%だった。