ユーロ圏債務危機再燃の恐れ、独連銀総裁が警告

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのバイトマン独連銀総裁は、
ユーロ圏加盟各国政府がECBの稼いだ時間を使い経済改革や
財政緊縮化を進めなければ、ユーロ圏債務危機が再燃する恐れが
あるとの見解を示した。

13日に掲載された独紙ディ・ヴェルトとの
インタビューが16日に再度掲載された。

イトマン総裁は、ECBが責務を一部拡大解釈する格好で、
金融政策を通じて「各国政府が構造改革と財政緊縮化を
実施するための時間を稼いだ」と強調。

「この時間が活用されなければ、債務危機は急速に
再燃する恐れがある」と警鐘を鳴らした。