2014-07-17から1日間の記事一覧

全銀協会長、日本のマネロン対策の遅れに懸念表明

全国銀行協会の平野信行会長(三菱東京UFJ銀行頭取)は 17日の定例会見で、日本のマネーロンダリング対策が 遅れると、海外からの邦銀に対する見方が厳しくなる 恐れがあると述べ、懸念を表明した。マネーロンダリング(資金洗浄)やテロ資金対策を 目的に設…

判断上方修正、「反動減和らぎつつある」=7月の月例経済報告

政府は7月の月例経済報告で、 国内景気の基調判断を上方修正した。「景気は緩やかな回復基調が続いている」 との部分は維持し、消費税引き上げに伴う 駆け込み需要の反動について「和らぎつつある」 とした。6月の「反動減によりこのところ 弱い動きもみられ…

FRBの低金利維持は高リスク、ソロス氏の元片腕が警告

米著名投資家ジョージ・ソロス氏の片腕として 英ポンド売りを主導したことで知られるスタンレー・ ドラッケンミラー氏は16日、米連邦準備理事会(FRB)が 低金利政策を維持することはあまりにもリスクが高く、 今後数年で新たな問題を生じさせる可能性がある…

アルゼンチン債務問題、米地裁が銀行などからの申立を22日審理へ

米連邦地裁のトーマス・グリーサ判事は16日、 アルゼンチン債務問題をめぐり、銀行や決済機関から 提出された申し立ての審理を22日に実施することを 明らかにした。アルゼンチンが利払いの原資として5億3900万ドルを 預託したバンク・オブ・ニューヨーク・メ…

米経済の拡大続く、熟練労働者の獲得困難=地区連銀報告

米連邦準備理事会(FRB)は16日に公表した 地区連銀経済報告(ベージュブック)で、米経済は 過去数週間で引き続き拡大し、製造業の活動が 増したとの認識を示した。一部地区では、雇用者側から熟練労働者の 獲得が困難との報告があったとした。経済活動の拡…

米FRB議長「金融安定への脅威限定的」、独立性確保を主張

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は16日、 下院金融委員会での証言で、米経済は雇用の伸びを 確保するのに十分な成長を遂げているとの認識を 示す一方、信用の伸びやレバレッジは控えめで 金融安定への脅威は限定的と指摘した。証言原稿は、前日の上院銀…

中国、経済運営の国際基準合致が重要=米財務長官

ルー米財務長官は16日、中国が国際基準に合致する方法で 経済を規制し運営することが米国にとり重要になっている との考えを示した。同長官はCNBCテレビに対し、「世界経済は良好な 米中関係に依存している」と述べ、米中間に緊張感が 存在しているものの、…

ECB、資産担保証券の購入は不確か=オーストリア中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバー、ノボトニー・ オーストリア中銀総裁は16日、ECBが資産担保証券 (ABS)買い入れの可能性について検討しているが、 実施に踏み切るかは不確かとの見方を示した。同氏はフランクフルト大学での講義後の質疑応答で、 ABS購…

ユーロ圏債務危機再燃の恐れ、独連銀総裁が警告

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのバイトマン独連銀総裁は、 ユーロ圏加盟各国政府がECBの稼いだ時間を使い経済改革や 財政緊縮化を進めなければ、ユーロ圏債務危機が再燃する恐れが あるとの見解を示した。13日に掲載された独紙ディ・ヴェルトとの イン…

世界外貨準備のユーロ比率、昨年また低下=ECB

欧州中央銀行(ECB)が16日公表した報告書によると、 世界の外貨準備に占めるユーロの比率は2013年末時点で 24.4%と、為替レート調整後の1年前との比較で 0.9%ポイント低下した。一方、ドルの比率は61.2%と前年比横ばいだった。ユーロはドルに次ぐ第2の準…

駆け込み需要の反動の影響、次第に和らいでいく=7月の日銀月報

日銀は16日公表した7月の金融経済月報で、 景気の現状判断を据え置く一方、先行きは 消費税引き上げに伴う「駆け込み需要の反動の 影響も次第に和らいでいく」とし、景気・物価が 日銀の想定通りに推移するとの見方を改めて強調した。景気の現状については、…

米FRB議長「景気なお回復途上」、当面の緩和維持が適切と強調

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は15日、 上院銀行委員会での証言で、米景気回復は依然として 不完全との認識を示し、雇用市場がなおぜい弱で 所得の伸びも停滞していることから、FRBの 金融緩和政策は当面、正当化されるとの考えを示した。FRBの緩和ス…

フォワードガイダンス、利上げ時期特定せず=英中銀総裁

イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は15日、 中銀の金融政策の先行き指針を示すフォワードガイダンスは、 金利が中期的にどのように変化するかを示すためのもので、 利上げ時期を特定するためのものではない、との考えを示した。中銀は昨年8月に…

次期欧州委員長にユンケル氏、欧州議会が承認

欧州議会は15日、ユンケル前ルクセンブルク首相を 次期欧州委員長に指名する人事を承認した。採決の結果、賛成422票、反対250票、 棄権47票、無効10票で承認された。ユンケル氏を委員長候補として擁立した最大会派・ 中道右派の欧州人民党(EPP)とともに、 …

日銀が今年度成長率を下方修正、総裁は物価1%割れないと明言

日銀は15日の金融政策決定会合で、量的・質的緩和 (QQE)の継続を決めるとともに、2016年度までの 経済・物価見通しを点検した。消費者物価の上昇率(生鮮食品を除く)の見通しについては、 消費増税の影響を除いて2015年度は1.9%とするなど 4月の予想を据…

イエレン議長「非常に緩和的な政策維持必要、景気回復後も」

米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は、米経済が 回復した後も、FRBは非常に緩和的な金融政策を 維持する必要があるとの考えを示した。7月21日付のザ・ニューヨーカー誌に掲載された インタビュー記事で、同議長は経済は依然として 向かい風に直面してい…

衝撃がユーロ圏回復損なう恐れ、デフレリスクも=IMF

国際通貨基金(IMF)は14日公表したユーロ圏経済に 関する報告書で、一段の衝撃が及べば回復の腰を 折りかねず、改善傾向にある市場の地合いを 損なうとともに、デフレに陥る恐れがあると指摘した。報告書は、ユーロ圏経済の回復は依然ぜい弱とし、 「短期的…

ユーロ高、域内の景気回復にリスク=ドラギECB総裁

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は、ユーロ高は 域内の持続的な景気回復にとってリスクになる との考えを示した。総裁は、欧州議会の経済金融問題委員会で、為替レートが ECBの政策目標ではないとの立場を強調。一方、為替が今後、ユーロ圏のインフレ率に影響…