米超低金利「十分に低くない」、ミネアポリス連銀総裁が指摘

ミネアポリス地区連銀のコチャラコタ総裁は4日、
低インフレや「容認できないほど高い」失業率に言及し、
米連邦準備理事会(FRB)が2008年12月以降ゼロ付近に
維持している金利は高過ぎるとの認識を示した。

同総裁はヘレナ(米モンタナ州)でのタウンホール
ミーティングで「金利が十分に低くない」と指摘。

FRBが雇用の最大化とインフレ率を2%付近に
維持するという責務を果たせていないことは、
金利が本来あるべき水準よりも高いことを
示していると述べた。

それなら、なぜFRBは借り入れコストの押し下げを
狙った債券買い入れプログラムを縮小しているのか
との質問には、良い答えが見つからないとした。

総裁は「低インフレを踏まえると、現行ペースでの
緩和縮小は理解しがたい」と語った。

総裁は今年の連邦公開市場委員会FOMC)で
投票権があり、以前からインフレ率の押し上げと
失業率の押し下げが必要だと主張している。