PCE指数低下、インフレ鈍化と断定できず=米ダラス連銀総裁

米ダラス地区連銀のフィッシャー総裁は4日、
7月の個人消費支出(PCE)物価指数は低下したが、
インフレが鈍化したとは断定できないとの慎重な
見方を示した。

7月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比で
1.6%増(前月比0.1%増)となり、増加率は
米連邦準備理事会(FRB)の目標である2%を
引き続き下回った。

フィッシャー総裁はテキサス州での経済団体向け講演で、
指標が「インフレ率が許容水準以下に低下している」
ことに関して確証が持てていないと表明。

「目標の2%に向け、物価の上昇基調が反転したか
どうかの判断はまだつかない」と述べた。