クレディ・スイスにレバレッジドローンで問題、米指摘=WSJ

米連邦準備理事会(FRB)はクレディ・スイスに対し、
低格付け企業向けの協調融資(レバレッジドローン)の
販売や引き受けに関する問題に対処するよう求めた。

米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が
関係筋の話として伝えた。

WSJによると、FRBと通貨監督庁(OCC)は、
プライベート・エクイティ(PE)がレバレッジドローンを
投資案件の資金源とする手法について監視を強めており、
引き受けの基準が甘かったり負債の水準が高い案件を
銀行が抑制しない場合、銀行ごとに措置を講じる方針だ。

FRBクレディ・スイスへの通知文で、昨年公表した
指針の順守をめぐる問題が判明したと指摘した。

指針は銀行に対し、企業が抱える負債が過剰であったり、
デフォルトとなった場合の金融機関の保護策が不十分な
案件は回避するように求めている。

クレディ・スイスの広報担当者は
この報道についてコメントを控えた。