過度のリスクテーク、世界経済に打撃となる可能性=IMF

国際通貨基金IMF)は17日、今週の20カ国・地域
G20財務相中央銀行総裁会合用に準備した報告書で、
投資家の過度のリスクテークが世界経済に打撃を与える
可能性が高まっている、との見方を示した。

IMFは、2014年の経済成長率は再び上向くと
引き続き予想しているが、投資家が借り入れ資金により
「行き過ぎた」投資を行い、米国の金融政策や
ウクライナ及び中東情勢が想定外になった場合に、
投資資金が急速に巻き戻される可能性を金融市場は
示している、との見方を示した。

その上で、地政学的緊張やリスクテークの高まりに
関連した新たな下振れリスクが浮上している、と指摘した。