第3四半期の外貨準備減少、主要通貨の変動が主因=中国外為当局

中国国家外為管理局(SAFE)は23日、第3・四半期に
外貨準備が減少したのは、主要通貨の変動が主因で
懸念材料でないとの認識を示した。

ただ、国境をまたぐ資本の動きが不安定さを
増していると指摘し、米金融政策の変更が
もたらす影響を注視していると表明した。

9月末時点の外貨準備は3兆8900億ドルと、
6月末時点の3兆9900億ドルから小幅減少した。

アナリストの間では、中国経済への懸念から
投機マネーが流出したとの見方が出ている。

国際収支局の管局長は記者会見で、外貨準備の
減少は政策目標に沿った動きと指摘。

その上で、中国人民銀行は為替介入を
徐々に縮小していると述べた。

また、企業の為替変動リスクをヘッジするため、
デリバティブ金融派生商品)ツールを開発する
方針を示した。