EUが1412億ユーロの2015年度予算案で合意、不足分圧縮が条件

欧州連合EU)の欧州議会EU加盟国28カ国は8日、
歳出規模を1412億ユーロとする2015年度予算案に
関して暫定合意に達した。

年初の不足分は234億ユーロと2010年時点の
50億ユーロから急増しており、これを
圧縮することが条件。

15〜18日の議会で
正式承認される見通しだ。

欧州議会は「欧州委員会が予算不足分を2016年の
段階で持続可能な水準まで圧縮する計画を提示することを
条件として、2015年度予算案に合意した」と表明した。

同議会は、EU競争法(独占禁止法)違反に対して
支払われた罰金を予算不足分の穴埋めに使用することを
提案していたが、加盟国は11月に拒否。

双方の協議は手詰まりの状態となっていた。