米FRB、ボルカー・ルールの猶予対象資産を拡大

米連邦準備理事会(FRB)は18日、
ヘッジファンドプライベートエクイティ
(PE)ファンドに対する銀行の自己資金による
投資を規制する「ボルカー・ルール」の
条項について、適用を猶予すると発表した。

FRBはこれまで、ローン担保証券(CLO)に
ついては2017年まで順守期限を延期する
としていたが、猶予が適用される資産の対象を
拡大した。

ボルカー・ルールは、こうしたリスク資産に
対する銀行の保有比率を最大3%に制限するもの。

一方、自己勘定取引に対する規制は猶予されず、
各銀行は2015年7月21日までに自己勘定取引の
停止が義務付けられる。