フランス財政規律達成期限、欧州委が2017年に先延ばし
欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は25日、
フランスがEUの財政規律を達成する期限を2017年に
先延ばしすることで合意した。
EUは加盟国の財政赤字の対国内総生産
(GDP)比率の上限を3%と規定。
フランスが達成する期限は2015年に
延長されていたが、同国は達成することが
できなかった。
フランスが3%の上限を守ることができたのは
2001年以降では2006年と2007年のみ。
欧州委はまた、イタリアとベルギーに対し、
公的債務水準の是正措置をとらないことも
決定した。
イタリアの公的債務は2008年以降増加し続けており、
今年は対GDP比率が133%となり、ピークをつけると
予想されている。