ギリシャ経済、リセッションに後戻りへ=シンクタンク

ギリシャシンクタンク、経済産業調査財団(IOBE)は23日、
今年の国内経済見通しを下方修正し、経済が景気後退に
後戻りするとの見方を示した。

最新の四半期報告によると、今年の成長率は
マイナス2.0〜2.5%となる見込み。

4月時点では1%のプラス成長を予想していた。

ギリシャ経済は昨年7年ぶりにリセッションから脱却、
0.7%のプラス成長を回復したばかり。

3週間に及ぶ銀行業務の停止や資本規制が、家計消費や
投資、輸出、観光業の各分野に大きな打撃を与えるとした上で
「銀行システムにおける最近の混乱ぶりやそれが自己資本
及ぼす影響、さらには新たな支援プログラムをめぐる交渉の
行方などで、2015年後半は企業の設備投資が軒並み
停滞する状況になるだろう」とした。