2015-07-28 ECB、物価の転換点の予測は時期尚早=月報 欧州中央銀行(ECB)は27日、月報を公表し、 物価は今年緩やかに改善する見通しだが、 物価変動の転換点を予測するのは依然として 時期尚早だとの認識を示した。ECBが量的緩和の縮小を急いで いないことが浮き彫りとなった。月報は「統計上、基調インフレの転換点を 特定するのは依然として時期尚早だ。そうした 転換点のシグナルがはっきりするにはさらに データが必要だ」と指摘した。ECBは先月、今年のインフレ率予測を 0%から0.3%に上方修正した。来年のインフレ率予測は1.5%。