ECB、物価の転換点の予測は時期尚早=月報

欧州中央銀行(ECB)は27日、月報を公表し、
物価は今年緩やかに改善する見通しだが、
物価変動の転換点を予測するのは依然として
時期尚早だとの認識を示した。

ECBが量的緩和の縮小を急いで
いないことが浮き彫りとなった。

月報は「統計上、基調インフレの転換点を
特定するのは依然として時期尚早だ。そうした
転換点のシグナルがはっきりするにはさらに
データが必要だ」と指摘した。

ECBは先月、今年のインフレ率予測を
0%から0.3%に上方修正した。

来年のインフレ率予測は1.5%。