麻生太郎副総理兼財務・金融相は8日の閣議後記者会見で、
海外市場で一時1ドル=107円を付けた円高について
「為替市場の動向を緊張感を持って見守っている。
場合によっては必要な措置を取る」と述べ、投機的な
円買いをけん制した。
また高速取引が株式相場急変の一因に
なっている可能性があるとして懸念を示した。
麻生氏は、円高について「急激な変化は望まない」と強調。
市場介入に関しては言及を避けた。
一方、林幹雄経済産業相は閣議後の記者会見で
「輸出企業の収益に影響を及ぼす可能性があるので、
注視したい」と述べた。