日銀、金融政策を現状維持

日銀は16日の金融政策決定会合で、
現在の大規模金融緩和の維持を
賛成多数で決めた。

会合後に発表した声明文では、
当面の物価の推移について、
従来「0%程度」としていた表現を
「小幅のマイナスないし0%程度」に
変更した。

物価の先行きが一段と
弱含む可能性に言及した。

景気の現状は「基調としては緩やかな回復を
続けている」と、これまでの判断を据え置いた。

また2月に導入したマイナス金利政策に関しては、
効果を見極めることが妥当と判断している。

市場では、英国の欧州連合EU)離脱の是非を問う
国民投票を23日に控え、日銀は追加緩和を温存したと
読む声が多い。