英中銀、政策金利を0.50%に据え置き
イングランド銀行(英中央銀行、BOE)は16日、
政策金利を0.50%に据え置くと発表した。
また、資産買い入れプログラムの
規模も3750億ポンドに据え置いた。
英中銀は、来週の国民投票で英国の欧州連合(EU)
離脱が決まれば世界経済に打撃となりかねないと
警告した。
離脱すればポンドが一段と下げ足を速める
可能性がますます濃厚になっている、
との認識を示した。
金融政策委員会(MPC)のメンバー9人は、
国民投票に向けた中銀の緊急時対応計画について
説明を受けた。
計画には、銀行が必要な流動性を得られるよう、
目配りを強化することなどが含まれるという。
議事要旨によると、委員会メンバーは国民投票について、
英国市場のみならず世界の市場が直面する足元の最大の
リスクとの見解を示した。
「金融市場や信頼感を通じて世界経済に
影響が波及するリスクもある」とした。