英国のEU離脱、世界経済に悪影響=英中銀が警鐘

イングランド銀行中央銀行)は16日、
欧州連合EU)からの離脱か残留かを問う
23日の英国民投票で離脱支持が多数となれば、
「世界経済にマイナスの影響が及ぶリスクが
ある」と警鐘を鳴らした。

世論調査では依然として接戦が
伝えられ、警戒感を一段と強めています。

英中銀は、投票の行方をめぐる不透明感を
背景に、英国で自動車の購入から不動産の
取得に至るまで、「判断の見合わせが
起きている」と指摘。

実際に投票で離脱支持の結果が示されれば、
個人消費は手控えられ、企業が投資を
先送りすると強調した。

その結果、「経済成長や物価見通しの
大幅な修正を迫られ、政策金利
適正な水準にも影響する可能性がある」
とした上で、英通貨ポンド相場の急落など
金融市場の混乱や、景況感の悪化が世界に
拡散していくシナリオも排除できないと予想した。