麻生財務相、「為替は英EU離脱を織り込んだ動き、介入は安易にせず」

麻生太郎財務相は21日の閣議後会見で、足元の為替動向が、
英国の欧州連合EU)離脱を一定程度織り込んでいる
との見方を示した。

為替が急激に変動した場合は、主要7カ国(G7)などの
合意に沿って対応するとし、「為替介入は安易に
やるつもりはない」と語った。

英国のEU離脱が現実になれば円が急騰する可能性もあるが、
麻生財務相は具体的な政策対応については明言を避け、
「為替の急激な変化は望ましくない。為替の安定が
極めて重要」との認識を繰り返した。

足元の為替動向については「今の段階で(英国がEUを)
出るという前提を織り込んで、ある程度動いているように
思われる」と述べた。