為替相場、英国のEU残留を意識

22日の外国為替相場は、英国の離脱の賛否を巡る
国民投票を前に、動きがやや乏しくなってきます。

今回の国民投票では、EU残留派が多数を占める
との見方が広がり、欧州通貨は底堅い動きを
見せましたが、これも続かず、再び軟調な動きが
続いています。

市場では、EU残留が決まれば、欧州通貨が
さらに買い戻される動きが出るものとみていますが、
これも一過性の動きにとどまるのではないかと、
懐疑的な見方を示しています。

とりあえず、EU残留で、金融市場の動揺はなくなると
指摘する声もありますが、EUと英国の確執は残ると
読む声が多く、その場合には、欧州通貨は買えない通貨に
なるとの読みも出ています。

どちらにしても、リスク回避の動きが出て、
円は上値を目指すとの読みが出始めています。

この場合、円高のメドは対ドルで100円を
超えた水準との見方もされています。