米雇用統計受け、やや荒い動き

8日の外国為替市場は、発表された米雇用統計で、
非農業部門の新規雇用者が28.7万人増となったことから、
当初はドル買いが進み、対円で101円台前半に上昇する
動きが見られました。

しかし、前月分の新規雇用者が1.1万人増に
下方修正されたことや、失業率が4.9%に
上昇したこと、時間給が前月比0.02ドル増に
とどまったことなど、雇用統計の中身が懸念され、
ドルは100円ちょうど付近まで売られる動きも
見られました。

ただ、ドル売りも続かず、100円台後半に
戻すなど、荒い動きを見せています。

ただ、欧州通貨は対ドル、対円で下落しています。

ユーロ円は1.10ドル台前半、ユーロ円は一時110円台後半に、
英ポンド円は一時129円台後半で推移するなど、対欧州通貨での
円高が進む動きを見せています。