不公正貿易には対抗措置、対外赤字を問題視=米大統領報告

トランプ米大統領は21日、2018年の経済報告を
連邦議会に提出しました。

日本、中国などに「公正で互恵的」な条件を求める
姿勢を強調し、「関税は不公正是正の一策」と指摘し、
巨額の貿易赤字を解消するために対抗措置を辞さない
構えを示しています。

報告は貿易政策に関して「米国の輸出は、輸入よりも
多くの貿易障壁に直面している」と、貿易相手との
通商条件が平等でないと不満を表明しています。

特に中国には「市場原理を乱し、世界の市場機能を
ゆがめている」などと批判しました。

対日貿易では、自動車市場の開放が進んでいないと
改めて指摘し、「様々な非関税障壁が市場アクセスを妨げ、
米国製の自動車・部品の販売が低迷している」とし、
改善を求めています。