3月の日銀金融政策決定会合議事要旨、「強力な緩和、息長く継続」

日銀は8日、3月14、15日に開いた金融政策決定会合の議事要旨を公表しました。
それによると、委員らは金融政策に関する情報発信の在り方について活発に議論しました。
ある委員は「強力な金融緩和を息長く続ける姿勢を示し、市場に対して、他の中央銀行と方向性が変わらないことをしっかり伝えていくことが大事だ」と強調しました。
世界経済の減速懸念を背景に、欧米など多くの海外中銀が金融緩和を重視する方向に転換していますが、この委員は日銀も足並みをそろえる必要性に言及しており、こうした議論を踏まえ、4月会合では、少なくとも2020年春ごろまで超低金利水準を維持する、との政策指針(フォワドガイダンス)が決定されました。