2014-11-14から1日間の記事一覧

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。米国は金融引き締めに向けて動き出し、 欧州は追加緩和が視野に入り、 日本は既に追加緩和を実施した。先進国がそれぞれの思惑で 金融政策の変更を行っています。この結果、為替市場では円売りが進み、 ユーロも…

日銀追加緩和に構造改革伴うべき、必要なら財政刺激も=IMF幹部

国際通貨基金(IMF)アジア太平洋事務所のブレック所長は、 日銀による追加緩和について「適切で歓迎する」とし、 次は一段と強力な構造改革が必要との見解を示した。同所長は会見で「日銀による積極的な金融緩和ペースは 一定期間維持する必要がでてくる可…

ストレステストの要件、初めて理解=米シティCFO

米シティグループのジョン・ガースパッチ最高財務責任者 (CFO)は13日、米連邦準備理事会(FRB)が実施する 次回のストレステスト(健全性審査)の要件を初めて 理解したとの認識を示した。投資家関連の会合での発言。ガースパッチCFOは、当局から最も完全…

ECB理事会内の亀裂、フィンランド中銀総裁否定

欧州中央銀行(ECB)理事会のメンバーの リーカネン・フィンランド中銀総裁は13日、 ドラギECB総裁と理事会メンバーとの間に 亀裂が入っているとの観測を否定し、特に ドラギ氏とバイトマン独連銀総裁の折り合いが 悪化しているとのうわさは憶測に過ぎないと…

ユーロ圏のインフレ率低下を懸念=ECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は13日、 ユーロ圏のインフレ率低下について懸念を示した。 同専務理事はニューヨークで開催されたアナリストや エコノミスト向けの会合で、「インフレ率、及び コアインフレ率が低下しているのは懸念に値する」 と述べ…

ECBの四半期専門家調査、インフレ率・GDP予測を下方修正

欧州中央銀行(ECB)は13日、ユーロ圏経済に 関する第4・四半期の専門家予測調査を公表した。調査では、ユーロ圏のインフレ率と域内総生産 (GDP)伸び率の予測がともに、前回第3・四半期 調査から下方修正された。インフレ率予想は2015年が1.0%、2016年が1…

消費増税は実施なら景気下押し、延期は構造改革の後退=全銀協会長

全国銀行協会の平野信行会長(三菱東京UFJ銀行頭取)は 13日の定例会見で、仮に衆院解散・選挙となった場合、 経済を考えると重要な時期であるため、政治の空白が 生じないよう対策が必要との考えを示した。また、安倍晋三政権が消費再増税を見送るかが 焦点…

米FRBが外為市場の不正行為調査、大手行対象

米連邦準備理事会(FRB)は、大手銀行による 外国為替市場での不正の可能性について調査している。広報担当者が12日、明らかにした。声明によると、FRBは司法省を含む 国内の当局と海外の当局と緊密に 協力している。米英などの規制当局はこの日、外為指標レ…

米財務長官が欧州に成長への行動促す、日本の改革には判断留保

ルー米財務長官は12日、フランスとイタリアには 財政健全化に一段の猶予が必要との認識を示したほか、 ドイツとオランダについて、経済成長押し上げに向けた 財政政策を打ち出すことが「極めて重要」だと述べた。欧州中央銀行(ECB)がとった措置だけでは 不…

英中銀が首席外為ディーラー解雇、内部規則違反で

イングランド銀行(英中銀)は、為替の 首席ディーラーを解雇したと明らかにした。深刻な不正が見つかったことが理由。外為不正操作の問題とは 関係がないとしている。中銀の広報担当者は12日、「これは同行の 内部規則に関するもので、外為は関わっていない…

為替不正操作問題、中銀当局者の関与ない=英中銀

イングランド銀行(英中央銀行)は、金融監督当局が 行っていた外為不正操作に関する調査では、 英中銀当局者が不適切な行為に関与していた 証拠は見つからなかったと発表した。これより先に英米の規制当局は、外国為替市場での 不正操作問題に関連し、大手5…

UBS、貴金属値決め不正操作の「明白な企て」=スイス監督当局

スイスの連邦金融市場監督機構(FINMA)は12日、 同国の銀行大手UBSに、貴金属値決め指数を不正操作する 「明白な企て」があったと認定した。FINMAは、同行での貴金属や 為替取引を調査していた。FINMAの責任者、ブランソン氏は記者会見で 「貴金属(市場)…

米英スイス当局が大手6行に罰金43億ドル、外為指標不正操作で

外国為替相場の指標の不正操作疑惑をめぐり、 米英スイスの規制当局は12日、シティグループと UBSを含む世界主要6行に対し総額43億ドルの 罰金を科したと発表した。罰金が科されたのは他にHSBC、ロイヤル・バンク・ オブ・スコットランド(RBS)、JPモルガン…

独連銀総裁、ECBによるQE実施に改めて警戒感表明

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの バイトマン独連銀総裁は12日、ECBの 緩和的な金融政策は適切との認識を 示しながらも、ECBによる国債買い入れに ついては改めて警戒感を示した。 同総裁はパッサウで行った講演で、インフレ率が 低迷するなどユーロ圏の…

ECB総裁が追加策の用意、中期インフレと緩和効果見極め

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は12日、 ECBは金利を低水準にとどめるとともに、 インフレ期待が上向かなければ追加的な 非標準的政策措置を実施する用意があると述べた。同総裁はローマで開かれた会合で、ECBの 超低金利政策とバランスシート拡大策により…

日銀が国債買い入れ当面継続、数値目標以外も勘案必要=佐藤委員

日銀の佐藤健裕審議委員は12日、ロンドンの ジャパン・ソサエティで行った講演後の質疑応答で、 日銀は国債買い入れをしばらく継続するとの見通しを示した。同委員は、日銀は量的・質的金融緩和(QQE)継続の 是非について、毎回の金融政策決定会合で判断す…

量的・質的緩和の効果強まる、追加緩和「保険」=佐藤日銀委員

日銀の佐藤健裕審議委員は12日、ロンドンの ジャパン・ソサエティで講演し、量的・質的金融緩和 (QQE)の効果について資産買入れの進ちょくとともに 累積的に強まり、今後もさらに強まるとの見方を示した。日銀は好転している期待形成のモメンタムを維持す…

追加緩和への賛成理由、想定以上の原油急落=宮尾日銀審議委員

日銀の宮尾龍蔵審議委員は12日午後、長崎市内で記者会見し、 10月31日の追加緩和に賛成した最大の理由は原油価格の 急落により人々の物価観、期待インフレ率が上昇しなくなる リスクを未然に防ぐため、と説明した。来年10月に予定されていた消費税の再増税が…

日銀総裁、国債大量購入は「財政ファイナンスに当たらず」

黒田東彦日銀総裁は12日、衆院財務金融委員会に出席し、 政府が消費税10%への引き上げを延期した場合でも、 日銀による多額の国債購入は財政ファイナンスに 当たらないとの認識を示した。財政への信認が低下し国債金利が相当動いても、 金融システムの頑健…