キプロスとの支援協議に進展、最終合意には至らず=国際支援機関

国際支援機関は23日、キプロス政府との支援協議で
進展があったことを認める一方、依然合意には
至っておらず、協議は継続されると明らかにした。

欧州委員会欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金IMF)は
声明で「支援プログラムの合意に向けてさらに前進するため、
それぞれの本部から協議を継続する見通しだ」と説明した。

今後数週間に銀行の資産査定(デューデリジェンス)の
暫定結果が明らかになり、債務を持続可能にするための
資金調達手段をめぐる政府との協議に必要な情報が得られるとした。

協議に詳しいユーロ圏当局者は「適切な政策条件に関して
見解は一致しているが、必要とされる資金の規模を含む
最終的な合意は、資産査定で銀行の資本所要額が
明確になってからだ」と述べた。

キプロス政府はこの日、支援機関と救済プログラムで
合意したと表明し、同日中に支援機関からも
合意の確認がある見通しとしていた。