12日の経済指標

【日本】
1~3月期の大企業景況感はマイナス1.7と3期ぶりマイナス
財務省内閣府が12日発表した1~3月期の法人企業景気予測調査によると、大企業全産業の景況判断指数はマイナス1.7となりました。
マイナスは3四半期ぶり。
中国経済の減速などを背景に、3カ月前に見立てた1~3月期の景況感から大企業製造業で10ポイント以上下落するなど、企業規模を問わず全体として落ち込みました。
財務省は、経常利益水準が依然高いことなどから「景気は緩やかに回復している」と分析しています。
大企業全産業の今後の見通しは、4~6月期がマイナス0.3、7~9月期はプラス5.7でした。

【英国】
1月の英GDPは前月比0.5%増
英国立統計局(ONS)が12日発表した1月の国内総生産(GDP)は前月比0.5%増加しました。
2016年12月以来の大幅な伸びとなりました。
昨年12月は0.4%減でした。

【米国】
2月の米消費者物価指数は前月比0.2%上昇
労働省が12日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.2%上昇と、4カ月ぶりにプラスとなりました。
前年比は1.5%上昇と、2016年9月以来、2年5カ月ぶりの小幅な伸びとなりました。
1月は1.6%上昇していました。
変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは前月比0.1%上昇し、2018年8月以来の小幅な伸びでした。
前月まで5カ月連続で0.2%上昇していました。