5日の経済指標

【日本】

2月の景気動向一致指数は98.8に上昇

内閣府5日発表した2月の景気動向指数は、指標となる一致指数は98.8となり前月比0.7ポイント改善し、4カ月ぶりに上昇しました。

先行指数は97.4で同0.9ポイント改善し、6カ月ぶりに上昇しました。



1月の名目賃金0.9%下振れ=毎月勤労統計

厚生労働省5日、1月の毎月勤労統計調査の確報値を発表しました。

それによると、前年に始まった対象企業の部分入れ替えで、現金給与総額(名目賃金)0.9%下振れの影響が発生しました。

名目賃金は前年比0.6%減(速報値では1.2%増)と、18カ月ぶりのマイナスに修正されました。

確報値では、名目賃金から物価変動の影響を除いた実質賃金も0.7%減(1.1%増)に修正され、3カ月ぶりに前年同月を下回りました。 



2月の消費支出は前年比1.7%増と3カ月連続プラス

総務省5日発表した2月の2人以上世帯の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は271232円で、物価変動を除いた実質で前年比1.7%増となりました。

プラスは3カ月連続となります。



3月の生活意識調査、「個人の景況感が3期連続で悪化」

日銀が5日発表した3月の生活意識に関するアンケート調査によると、1年前と比べて景況感が「良くなった」と答えた割合から「悪くなった」の割合を引いた景況感DI(指数)はマイナス19.2と、前回の昨年12月調査から4.9ポイント低下しました。

悪化は3期連続で、DIの水準は201612月調査以来、23カ月ぶりの低さとなりました。



【ドイツ】

2月の独鉱工業生産指数は前月比0.7%上昇

ドイツ経済省が5日発表した2月の鉱工業生産指数は前月比0.7%上昇しました。



【フランス】

2月の仏貿易赤字40億ユーロに縮小

フランス税関が5日発表した2月の貿易収支は40億ユーロの赤字となり、赤字額は1月の42億ユーロから縮小しました。

2月の輸出は0.9%増の429億ユーロで、輸入は0.4%増の469億ユーロでした。



【米国】

米新規雇用は前月比19.6万人増

労働省5日発表した3月の雇用統計によると、非農業部門の雇用者数が19.6万人増と、前月の17カ月ぶりの弱い伸びから大幅に増加しました。

温暖な気候を受け建設業などで雇用が増えたことが要因とみられています。

2月の数字は当初発表の2万人増から3.3万人増へ小幅上方修正されました。

失業率は前月と横ばいの3.8%でした。

また、時間当たり賃金は前月比0.1%増となりました。

前月は0.4%増加していました。