8日の経済指標

【日本】
昨年第4四半期のGDP改定値は前期比年率1.9%増に上方修正
内閣府が8日発表した昨年10~12月期の国内総生産(GDP)改定値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.5%増、年率換算では1.9%増となりました。
設備投資が伸びたことを受けて、速報値(0.3%増、年率1.4%増)から上方修正されました。
プラス成長は2四半期ぶり。

2月の街角景気、先行き判断指数が48.9に悪化
内閣府が8日発表した2月の景気ウオッチャー調査によると、街角の景況感を示す現状判断指数は前月比1.9ポイント上昇の47.5と3カ月ぶりに改善しました。
しかし、2~3カ月先の見通しを示す先行き判断指数は前月比0.5ポイント低下の48.9に悪化しました。
海外経済減速や値上げラッシュへの懸念が目立ち、景気の先行きには不透明感が漂っている。
同調査は、タクシー運転手や小売店店長など地域経済に関連の深い動きを観察できる立場にある人々に3カ月前と比べた実感を聞いており、景気動向を判断する際の基礎資料となります。

1月の家計支出は前年比2.0%増
総務省が8日発表した1月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は29万6345円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年比2.0%増加しました。
プラスは2カ月連続。

1月の実質賃金は前年比1.1%増
厚生労働省が8日発表した1月の毎月勤労統計調査速報値は、現金給与総額が前年比1.2%増の27万7001円となりました。
プラスは18カ月連続。
物価変動の影響を除いた実質賃金も1.1%増で、3カ月連続で前年を上回りました。